2025年11月12日
一般社団法人Health ISAC Japan
医療AIプラットフォーム技術研究組合
当法人は、厚生労働大臣および経済産業大臣認可の非営利な法人である医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)は、医療機関・介護施設・薬局などに代表される医療・ヘルスケア分野の組織が直面するサイバーセキュリティの脅威に対して、その課題の解決に向けた契約を締結し、協業を開始しました。
国が推し進める医療DXにおいて、安全・安心なネットワークやサイバーセキュリティ対策はその推進を支えるインフラとして重要であり、生成AIに代表される人工知能技術の活用、クラウドサービスの導入等、様々なデジタル化の取組みは医療機関の経営改善や医療の質向上に大きな貢献が期待できます。
しかしながら、医療機関が直面する経営環境は厳しく、またデジタル・セキュリティ人材の不足も深刻ななか、サイバー攻撃の技術は巧妙かつ高度化し、様々な攻撃による被害が医療・ヘルスケア分野を含め頻繁に発生している状況です。
医療DXによる経営改善や医療の質向上等、デジタル化の恩恵を安定的に可能とするインフラとしてサイバーセキュリティへの取組は喫緊の課題ではありますが、医療機関が単独かつ独力で対応を図っていくことには大きな困難が伴います。
このような背景のもと、HAIPと当法人は、国内の医療・ヘルスケア分野におけるデジタル化を安定的かつ継続的に維持するためのサイバーセキュリティに係る、人財面、技術面及び費用面の課題解決に向け、特に以下を中心とした取組を一体的に推進していきます。
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- セキュリティ対策への情報発信強化
- 厚労科研『クラウド上の医療AI利用促進のためのネットワークセキュリティ構成類型化と実証及び施策の提言』を通じた提言策定
- リーズナブルなコストのセキュリティアセスメントの普及
- 医療機関に向けた教育や啓発活動
当法人はHAIPとともに、これらの取組を通して、国内の医療・ヘルスケア分野のサイバーセキュリティにおける課題を解決し、安心安全な医療DXの実現に寄与することを目指します。
■ 医療AIプラットフォーム技術研究組合の概要
| 名称 | 医療AIプラットフォーム技術研究組合 (英文名:Healthcare AI Platform Collaborative Innovation Partnership |
| 設立日 | 2021年4月1日 |
| 所在地 | 東京都江東区豊洲一丁目1番1号 |
| 理事会 | ・理事長:八田 泰秀(株式会社AIHOBS 代表取締役) ・専務理事:宇賀神 敦(株式会社日立ハイテク Chief Engineer) ・理事:中塚 博康(ソフトバンク株式会社 法人事業戦略本部 法人ビジネス推進第2統括部 統括部長) ・理事:佐藤 亮太(日本マイクロソフト株式会社執行役員 常務グローバル通信ITサービス事業部長) ・理事:梅澤 明弘(国立研究開発法人国立成育医療研究センター 研究所長) ・理事:尾﨑 勝彦(徳洲会インフォメーションシステム株式会社 取締役会長) |
| 組合員 | ・BIPROGY株式会社 ・株式会社日立ハイテク ・ソフトバンク株式会社 ・大樹生命保険株式会社 ・徳洲会インフォメーションシステム株式会社 ・日本マイクロソフト株式会社 ・国立研究開発法人 国立成育医療研究センター ・インターシステムズジャパン株式会社 ・国立大学法人 北海道大学 ・国立健康危機管理研究機構 ・ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 ・学校法人 順天堂 ・株式会社ライフクエスト ・セグエグループ株式会社 ・ジェイズ・テクノロジー株式会社 ・株式会社サウスウッド ・クエスト・グローバル・ジャパン株式会社 ・株式会社ZenmuTech ・株式会社AIHOBS ・一般社団法人 医療トレーサビリティ推進協議会 |
■ 本件問い合わせ先
・当法人:secretariat@health-isac-japan.jp
・医療AIプラットフォーム技術研究組合:admin@haip-cip.org
