先日アナウンスした人材育成サブWGにつづき、このたび、「生成AIサブワーキング(生成AIサブWG)」を新たに立ち上げることとなりました。
以下のサブWG主査による立ち上げ趣旨書もご覧のうえ、生成AIサブWGへの参加を希望する会員は2026年6月26日(金)までに、こちらの応募フォームよりお申し込みください
第一弾のテーマに関する初回会議(オンライン)の開催時期は26年7月上旬頃を予定しており、8月下旬までの期間で合計3回程度のオンライン会議の開催を想定しています。
初回会議にオブザーバー参加したうえで、本テーマへの参加有無を決定することも可能ですので、ご興味ある方は是非初回会議にお申込みください。
生成AIサブワーキンググループ立ち上げ趣意書
昨今はヘルスケア分野においても生成AI活用が進み、医療分野においても活用例が多く見受けられるようになりました。一方で、利点に関する話題ばかりが先行し、その裏に隠れるAIガバナンスやサイバーセキュリティに起因するリスクに関する討論が不足し、AI活用に起因する新たな弊害の発生を認めるようにもなりました。
このような状況を踏まえ、本年5月7日にHIJはHAIPとともに、医療分野における生成AIの安全な利活用の実現に向けたセキュリティの重要性について共同提言を公表しました。
今回、共同提言の内容を各論ベースで議論を行う場を提供すべく、HIJ内に生成AI活用に関するサブワーキンググループを立ち上げることとなりました。医療現場での問題点・対策をナレッジモール形式で検討・協議したいと考えています。
第一弾のテーマは「医学論文に関する生成AI活用の問題点」を挙げたいと考えます。
医療分野も含め学術論文が発表されるまでには、①:著者による投稿、②:査読者による査読、③:編集者による編集と出版、という過程があり、現代ではそのすべてに生成AIが活用されつつあります。しかし、AIガバナンスやセキュリティリテラシーの不足により、①:著者のAIハルシネーションによる捏造参考文献引用、②:査読者のAI活用による採用判断に関する質の低下、③:AI活用に伴うエビデンスを欠いた誤情報の学習等、様々な問題点が浮き彫りになってきました。
これらは学術雑誌の信頼性に関わる重大な問題です。医療者が学術論文に対してどのように生成AIを活用すべきか、そして学会組織としてもどのようにAIを管理・運営すべきかも含め、多面的な検討を行いたいと考えております。
生成AIサブワーキンググループ主査
豊橋ハートセンター形成外科・デジタルヘルス部 菰田 拓之
